ポインターの精度を低めて、低速でのカーソル移動量を増やす
コントロールパネル→マウス→ポインターオプションにある設定
「ポインターの精度を高める」
マウスカーソルの加速度の設定をするためのもので、次のように制御される。
- ON:加速度が有効
- OFF:加速度が無効
OFFの場合はマウスの動きの速さに関わらず、カーソルの移動量が直線的になる。すなわち、マウスを速く動かしても、ゆっくり動かしても、その動作量だけカーソルが移動する。
「ポインターの速度を選択する」でスライダーを最速にした状態で、「ポインターの精度を高める」をOFFにすると、カーソルが途中のピクセルをスキップすることで、その速度を上げている。(ように見える)
カーソルがどのピクセルを通過しているかは、「ペイント」で白いキャンバスの上を通過させてみることで、現在のカーソルの座標が表示される。
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードで、ポインターの精度を高めるをOFF、ポインターの速度を選択するを最速、ドライバーで個別設定可能な速度を同じく最速にして設定したところ、3px~4pxの単位でカーソルが移動していることを確認できた。高解像度ディスプレイを持っていないため、WindowsはHigh dpiの設定にはなっておらず、したがって拡大率は100%の状態。
マウスのセンサーの解像度によると思うけれど、残念なことに高解像度マウスを持っていない。なので、マウスの解像度違いでどういう動作になるかわからない。そもそもこのThinkPadキーボードが、どの程度の解像度相当なのかもわからない。
「ポインターの精度を高める」をONにしたところ、1px単位でカーソルが移動していることを確認できた。ここで調査終了。なるほどと思って、設定をそっとOFFにした。3~4px移動でも実害はない。
追記
その後、解像度を可変設定できるマウスを購入した。購入したのは以下2点。
- Logicool G304
- Roccat Kone Pure Owl-Eye
思惑通り、「ポインターの精度を高める」オプションをオフにした状態で、Windowsのカーソル速度設定を真ん中の位置に持ってくると、1px単位でカーソルは移動した。かつ、マウス側の解像度を800dpi→1600dpi→2400dpi→3200dpi…というように変更することで、カーソル移動速度が速くなる動作を確認できた。
つまり、カーソル加速をオフにしたいことから、「ポインターの精度を高める」はオフにした。カーソル移動速度は調整したいから、解像度を可変設定なマウスを利用することにした。